中学校にいる職員の紹介

 こんにちは。

 2記事目ということで、これから私が書いていく中学校生活を送る場所、中学校の職員について書いておこうと思います。一口に先生といっても、色々な人たちがいるのですよ。 皆さんは一般的に『先生』と呼びますが、我々は多くが『教諭』という身分になります。市町村立の中学校の教員は、『中学校教諭』という『地方公務員』です。

1 校長
 各学校に必ず1人配置されている教員です。年齢は大体50代後半です。学校の顔として行事での挨拶や教育委員会の会議に出席し、学校の中で一番えらい存在です。しかしながら、必ず一番年長者というわけではありません。また、仕事量はそれほど多くはありません。会議での最終決定をしたり、問題が起こったときの最後の砦になっていただいたりはしますが、最前線で動くということはあまりありません。校長になるには、教頭を数年間務めなければならず、定年(60歳)までのボーナス期間とも言えるでしょう。校庭の草むしりをしているお爺さんが校長先生ってことも結構あります。

2 教頭
 こちらも各学校に必ず1人は配置されている教員です。多くの場合2番目にえらい存在ですが、副校長がいたり、教頭が2人いたりする学校もあります。教頭の仕事は、職員室の「担任」として先生の指導や監督を行ったり、PTA役員さんの会議に出席して話し合ったり、学校外の団体とのやり取りの窓口になったり、場合によっては授業することもありますし、保護者の方のクレームの窓口になるなど、職務が多岐にわたります。一番早く来て学校の開錠をし、夜遅くまで残ってアラーム駆けて帰る。まさに一番忙しい先生です。はっきり言いますが、教頭先生がしっかりしている学校は安心できます。生徒も、先生も、保護者の方も。教育委員会に勤めてえらくなりたいとか、校長先生になりたいとかじゃないと、我慢できない職業です。

3 主幹教諭
 最近出てきました。いわゆる中間管理職です。教頭を補佐し、教員の手本になります。団塊の世代が多い現状では校長や教頭の枠が無く順番待ちのため、このポストができたのだと考えます。この方に上手く仕事が廻せていると学校全体の業務が円滑に進みます。

4 教務主任
 立場の上では一般教員と変わりません。しかしながら、教頭の次に忙しい先生です。授業・行事・会議・評定処理や学級経営など学校内全般の計画を立て、先生の指導を行います。4月最初が一番忙しく、行事計画を立てながら時間割を組むという超絶脳内回転が行われます。時間割組むってとっても難しいんですよ。少人数指導とか、理科室の関係とか、音楽は朝一はできないとか、午前中空きコマ無いとダメとか・・・すいません、昔の愚痴です。みなさんも時間割に文句は言わないでね^^;

5 生徒指導主事
 生徒指導全般を担う先生です。強面の体育の先生がイメージされますが、最近は優しいよく面倒見てくれる先生がなることも増えてきたように思います。でも個人的にはビシビシやってほしいなぁ。この先生は、学校の現状や規模によって、学年に配置される場合もあります。

6 学年主任
 学年の先生のリーダーになる教員です。学校の現状や規模によって学級担任の先生のうち一人が主任も兼ねる場合と、担任は持たずに主任をやる場合があります。担当の学年のことでは責任者ですが、大きな学校になるほど他の学年のことには関わらなくなっていきます。

7 一般の先生
 1~6までは、普通の先生とはちょっと違う役職ですが、その他の役職はいろいろな先生に割り振られています。それぞれの先生は基本的に一つの学年に所属し、学級担任をするか副担任として担任を補佐します。先生にも正規採用と常勤講師・非常勤講師などの種類があり、学級担任は基本的に正規採用の先生が行います。

8 養護教諭
 一般の教諭とは違うくくりでの採用で、生徒に近い存在が養護教諭、いわゆる保健の先生です。どの学校にも最低1人いて、怪我や体調不良の時に保健室で面倒を見てくれます。相対することになったときに学級担任が授業中だったりすると、保健の先生から電話がかかってくることもあるでしょう。最近は心のケアもしてくれる、お世話になる先生です。

9 事務員
 一口に事務員といっても種類がありますが、私自身あまり詳しくないので簡単に紹介します。お金関係の処理や書類仕事の業務、修繕などを行う用務員さんなどがいます。これらの日ともまとめて「先生」と呼ばせている学校もありますね。

10 栄養士・給食の叔母ちゃん
 栄養士が計画した給食をおばちゃんたちが作ります。似て非なる職業です。栄養士さんは教頭先生と打ち合わせることなどあるので職員室に来ることもありますが、給食の叔母ちゃんが職員室に来ることはありません。

11 カウンセラー
 最近、多くの自治体で学校にスクールカウンセラーという心の悩みを相談できる人を配置するようになってきました。教諭ではないですし、秘密の相談は絶対に守ってくれますので、どんどん相談に行きましょう。でもまだ週に1~2回しか来ない学校も多いかと思います。

まとめ
 いかがだったでしょうか。今回は学校で働く人々について書きました。学校によっては、他にも部活動のコーチや授業の手伝いをしてくれる地域の方、PTAの方が学校運営に大きくかかわっている場合もあるかと思います。先生といっても、色々な立場の先生がいるのです。

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