こんにちは。
今回は、中学3年生が日常の生活・勉強で気を付けなくてはいけないことを書きました。1・2年生にも当てはまることもありますので、ぜひ参考にしてください。
目次
生活面
時間やルールを守り、規則正しい生活をすること。
社会の中では、時間やルールが守れない人は信用がなくなります。これは進路選択の中でも同様で、遅刻やチャイム始業の時刻が守れないなど、時間のけじめができていない人はできるようにしましょう。
学校生活を大切にし、何事にも一生懸命に取り組むこと。
真剣な気持ちで授業を受ける。まじめに清掃する。係活動は最後まで責任を持ってやり遂げる…など、やるべきことをきちんと行うことが大切です。
健康に気を付けること。
生活のリズムを整える。十分な睡眠と食事を取る。軽い運動を継続して行いましょう。
周囲の整理・整頓をし、忘れ物をなくすこと。
これからは、数多くの進路に関する情報が先生方を通じて出されます(プリント・掲示物・言葉)。それらを漏らさずしっかりと読む・見る・聞く。今まで、よく忘れ物をしていたり、学校での話を家庭に連絡しなかったりしていた人は要注意である。
また、自分の進路に関する手続きを自分でまとめておかないと、時には提出が遅れ、そのために、せっかくの道が閉ざされてしまうこともあります。人を頼りすぎて失敗しないようにしましょう。これから手渡される道標や夢の轍などは、進路関係の事務の中で必要になることもあるので、しっかりと整理し保管するようにしましょう。
計画的に学習し、学力の向上をはかること。
そのためには家庭や学校での時間を大切にし、自分の弱点が補えるように、計画的に自主学習を必ず進めましょう(例:問題集の利用)。自分の希望に自分の学力が合うように努力しましょう。まとめのノートをつくることも良いことだと思います。
受験勉強について
受験勉強とはどんなものか?
受験勉強と言うと、入試のテストで高得点を取ることだけを考えてしまいます。しかし、受験勉強はそれだけではありません。高校の合否判定は入試の得点だけでなく、中学校から高校に提出される「調査書」や普段の学業成績も大きなポイントになっています。もちろん、技能教科(音・美・体・技家)も大切です。日頃から各教科の成績を伸ばす努力や授業を受ける態度、生徒会活動や部活動への参加、健康状態など、しっかり取り組んでいくことが大切になります。
1・2年の復習はどうやるのか?
さて、実際の入試で高得点を取るには、それなりの勉強が必要です。その第一歩が1・2年生に学習したことの復習です。入試では、中学校3年間に学習したこと全てが出題範囲です。1年生の時に学習したことなんて忘れてしまった‥‥ではすまないわけです。
1・2年生の範囲の復習は、いつまでにやればよいのか?
1・2年生の復習は、受験勉強の中でも基礎固めの勉強です。いつまでもダラダラやるわけにもいきません。およその目安として、夏休みの終わりまでに一通り復習することが必要です。入試の教科の数だけあるのですから、能率良くやらないと終わりません。
何を使って復習すれば良いのか?
これは、各自の学力によって違います。1・2年生の時の教科書やノートがきちんとそろっている人は、それらを使って復習すると良いでしょう。そろってない人や教科書では復習しにくい人は、基礎レベルの参考書を使います。
どのように学習すれば効果的か?
教科書の内容にそって、順番に復習していくのが最も普通のやり方です。教科書や参考書を“読む”だけでは、なかなか頭に入らないものです。復習用のノートを作って、自分なりに“書いて”まとめていくと効果的です。 わからなかったところやできなかったところは、必ずチェックして再度見直しできるようにすることが大切です。国語の漢字や英語の単語は、他の1・2年生の復習とは別に、毎日時間をとって勉強していきます。コツコツと毎日やることが一番確実で効果的な方法です。
不得意教科の克服はどうするのか?
不得意教科の勉強はいつまでにやるのか?
不得意教科の勉強は、今からでもすぐにやっておきたい勉強です。入試が近くなると、たっぷりと時間をかけてやりたくても出来ません。今から始めて、夏休みを有効に使いましょう。時間のかかる勉強ですから、不得意な教科の多い人は頑張らないといけません。
どうやって勉強したら良いのか?
同じ不得意でも、英語の中のどの部分が苦手なのか解かっている人と、何となく英語が苦手な人とでは違います。苦手な部分のハッキリとしている人は、詳しくて やさしい参考書を使いながら、薄い問題集で苦手な部分をやっていきます。
何となく苦手な人は、まず教科書を何度も読むことから始めます。何度も読むと、自分が本当に解からない部分がだんだん解かってきます。そうしたら、参考書と薄い問題集を使って勉強します。
3年生の勉強とのバランスをとるにはどうしたらよいか?
受験生であると同時に、3年生でもあるわけです。学校の授業を疎かにして、受験勉強だけに力を入れてばかりでもいけません。中間・期末テストの成績が落ちれば、調査書の評価にも影響します。それよりも、3年生の学習範囲も入試に出ると言うことを忘れてはいけません。
毎日の授業を真剣に受ける
1・2年生の範囲の受験勉強は、家に帰ってからやれますが、3年生の勉強は一人ではやれません。授業をあやふやに聞いていると、3年生の範囲が手におえなくなってしまいます。3年生の授業は、同時に受験勉強も兼ねているのです。家での勉強が受験勉強に取られてしまう分、授業中にしっかりと理解しておかなくてはなりません。
また、教科の提出物や作品なども、努力して少しでも良い内容のものとしましょう。“出せば良い”という考え方ではいけません。提出期限を守ることも大切です。
毎日の勉強とのバランスはどうするか?
2年生の時のように、じっくりと予習や復習をしている時間がありません。短い時間でもやれるように工夫する必要があります。予習や復習に使える時間は1日に1時間~2時間位だと思います。だから毎日の“50分間の授業時間”を今まで以上に大切に!中間・期末テストの1週間位前からは、受験勉強は中止して、テスト勉強に全力投球です。
勉強するとは、何をどうすることか?
“勉強が出来る”ということは、『知る』『記憶する』『思い出す』という3つのことがうまく結びついて、問題を見たときに、うまく答えが出てくる状態を意味します。
☆『知る』ためには、2つの方法があります。
《その1;『聞く』こと》
授業中に、どれだけ先生の話を集中して聞いているかによって、『聞いた』内 容の量に差が出てきます。たくさん聞いた方が良いにきまっています。
《その2;『読む』こと》
勉強は、まず、教科書でも参考書でも問題集でも、とにかく何かを『読む』ことから始まります。もちろん、たくさん読んだ者の勝ちです。繰り返し読む、いろいろな種類のものを読む、声を出して読むなど、いろいろあります。
☆『記憶する』ためには、内容を良く理解することが大切です。
《その1;図解して覚える》
どんな仕組みになっているか、どんな関連があるのか、共通点はないか、他と違う点はなど、疑問を持ちながらその内容に取り組むことがポイントです。
《その2;繰り返しドリルをする》
国語、英語、社会のような文系の教科は、読む・書くを徹底して行なうことです。
声を出して読むのも効果的です。数学・理科は、公式や定理・法則などを良く読み、練習問題を数多く解くことによって、知識の定着を図ることです。
☆『思い出す』ためには、記憶を強化しておくことが必要です。
《その1;定期的に復習すること》
《その2;イメージを豊かにして、知識を関連づけて整理すること》
まとめ
いかがだったでしょうか。
問題を解いた=勉強した は間違いです!
問題をといて、丸付けをした=できるかできないかのチェックをした だけであり、
できなかったところを、暗記・練習して、できるようになった=勉強した ということです。
以上のヒントを参考にして、自分がどんな勉強の仕方をしているか、点検してみましょう!
勉強が不得意だ、わからないという人は、それまで以上の努力・工夫をしましょう。!